CX-5/25Tを選んだ理由。ガソリンターボ230psで楽しさ追求!

CX-5のこと
マニアックな25Tのガソリンターボを選んだ理由についてです。

車をCX-5に乗り換えたことを機に、色々CX-5の記事を読み漁りましたが、意外と少ないのが25Tガソリンモデルについてです。

マツダの車=ディーゼルのイメージが先行していることもあり、ほとんどの方がディーゼルを検討され購入されているのではないでしょうか。

燃費を考えれば、ディーゼルで良いかもしれません。しかし、走りを楽しみたいのであれば、ガソリンエンジンに勝るものは無いと(勝手に)思っています!

そんなガソリンエンジン好きの私が、人気の無い25Tを選んだ理由についてご紹介します。

 

 

CX-5 25Tに惹かれた理由

一言でいえば、パワーです。パワーといても飛ばすわけではなく、もっさりした走りにならない程度のパワーが欲しいという意味です。私は今まで、フォルクスワーゲンの「ザ・ビートルターボ」という2.0L 211psのスポーティカーに乗っていました。本当に良い車でした。

ザ・ビートルターボ 2014年型

もちろんハイオクガソリンエンジンです。エンジンを始動すれば、ブォン!と大きく吹けあがる。アイドリングも純正音で勇ましい音。その音を聞くだけで車を早く運転したくなる、ワクワクする、ドライブしたくなる。そして、足回りもガッチリ!これが車を運転する楽しさだと感じていました。

だがしかし、子供ができる(めでたいことですが)事となり、2ドアクーペには乗れない生活がやって来る。それでやむを得ず「ファミリーカー=つまらない車(というイメージです)」なるものに乗り換えを検討することに。

ただラッキーなことに、妻はSUV「CX-5」一択でした。デザインが気に入っており、そしてSUVに乗ってみたかったとのこと。CX-5がシャープなエクステリアで助かりました。ワンボックスやミニバンが嫌いな私にとっては唯一の救いでしたが、SUVは車体が重く(CX-5は約1.5~1.6トン)もっさりドライブになると考え、今後は運転が楽しめないだろうと思っていました。

そんな時に見つけたのが、25Tです。馬力は230ps、トルクは420ニュートンメートルもあり、ディーゼルエンジンにも引けを取らないパワーがあります。エンジン自体も4.0L V8NAエンジンと同等の出力と言われており、車重のあるCX-5をノンストレス、むしろ楽しく走らせるには必要十分なパワーであると確信し、25T一択となりました。

当初は同じフォルクスワーゲンの「ゴルフGTI(新型)」とミドルサイズSUV「Tロック」が候補でしたが、それにも勝るエンジンパワー、トルクです。ゴルフGTIの最高出力は245psと馬力ではCX-5が若干劣るものの、トルクに至っては約50ニュートンメートルも上回っています。また、Tロックは車重1.43トンとCX-5よりは軽いものの、最高出力は150ps、トルクは約340ニュートンメートルであることを考えると、出足のもっさり感は否めません。車重のあるCX-5ではありますが、その分馬力・トルクでは大幅に上回るパワートレインとなっています。こう比較するとCX-5には素晴らしいエンジンが搭載されていることがわかります。

タイプが違う車種なので、全く同じ比較は無理ですが、それでも輸入車に引けを取らないパワートレインであることは分かるかと思います。また、エンジン出力や車重によって燃費も変わってきますが、ガソリンエンジンに乗る人は、あんまり気にしないですよね。

※残念なことに、執筆中の現在は納車待ちであり、実際のエンジン音はまだ聞いておりません。納車後にまた語りたいと思います。

 

ガソリンは燃費が悪い?

 

 

ディーゼルとガソリンで迷っている人の多くが燃費を気にされていると思います。実際にガソリンエンジンは燃費が悪い!と思っている人が大半かと思いますが、実際どのくらいの差が出るのか計算してみないと実感できないと思います。下表ではカタログ値ではありますが、概算の燃費を計算してみました。

カタログの燃費を比較

下表は、マツダのカタログに記載のある燃費数値です。

CX-5 カタログ値 市街地 郊外 高速道路
25T  4WD 9.1 km/L 12.4 km/L 14.1 km/L
XD   4WD 13.6 km/L 16.6 km/L 18.4 km/L

※AT車4WDで比較しています。

このように数値だけを比較すると結構な差は出ていますね。では、このカタログ数値で現在のガソリン・軽油単価でランニングコストを計算してみます。ガソリン全国平均価格135円(2021年1月末現在の概算です)、軽油は116円(2021年1月末現在の概算です)。

先ほどのカタログ燃費表に照らし合わせて、月500km走行し、年間6,000km走行したと仮定した場合の燃料ランニングコストを計算してみました。すると、、、

1か月燃料コスト 市街地 郊外 高速道路
25T 4WD 約7,400円/1か月 約5,400円/1か月 約4,900円/1か月
XD  4WD 約4,300円/1か月 約3,500円/1か月 約3,150円/1か月

※市街地・郊外・高速道路のみ走行した場合の概算で計算しております。実際は走行状況により変わりますので参考と思ってください。

1年間のコスト 市街地 郊外 高速道路
25T  4WD 88,800円/12か月 64,800円/12か月 58,800円/12か月
XD   4WD 51,600円/12か月 42,000円/12か月 37,800円/12か月
年間コストの差 37,200円XD安い 22,800円XD安い 21,000円XD安い

上記のように、ディーゼルの方が安くはなりますが、大きな差と言えるほどの差は出てないように思います。もちろん、年間走行距離が1万Kmを超える方の場合は、もっとコストの差が開くと思いますし、今回の計算はあくまでも走る環境を限定したカタログ値を元に計算したものなので、実燃費とは言えないかもしれません。でも、なんとなく1万Km近く市街地のみ走行する人なら年間7万円近くはガソリンとディーゼルで燃料代に差が出そうなことはわかりました。

なかなか、市街地のみで1万Kmも走行する人はいないと思いますので、現実的な金額差としたら5万円程度の開きでしょうか。

次の車の買換え時期を5年後とした場合に、ガソリン車だと年間6,000km平均走行で18~11万円、年間1万km平均走行で25~15万円程度はディーゼルよりも燃料負担が増えると言えるでしょう。

以上からチョイ乗りが多い方であれば、ディーゼルという選択。逆に高速道路の利用が多い方は、合流や加速によるストレス軽減を考えガソリン車の選択。ランニングコストは変わりますが、乗り方・走り方によってエンジンを選ぶことができます。

ちなみに25Tとディーゼルの車体価格差です。

25T  Lパッケージ (4WD) 3,745,500円(税込本体価格)
XD   Lパッケージ (4WD) 3,751,000円(税込本体価格)

ほぼ変わらないんですね。燃費とディーゼルの減税を考えると、トータルのランニングコストは、やはりディーゼルに分がありますね。

筆者が乗っていたザ・ビートルの実燃費は市街地5~6km前後・郊外約16km・高速道路約13kmのハイオクでした。やはりターボはチョイ乗りには向かないです。でも、今までよりも圧倒的にマツダのガソリンターボの方が燃費が良いので、筆者からすれば大満足です。ハイオクに比べガソリンも安いですし。

 

運転する楽しさを優先

上でご説明したように、燃費はガソリンエンジンが大敗です。でも、「運転する楽しさ」「耳で車を感じる楽しさ」を考えた場合、どちらを優先するのかも車好きのユーザーにとっては重要となってきます。

だって、燃費ばかり気にして運転しているなんて疲れてしまいますよね。それに、せっかく大金を出して買うのであれば、妥協する必要は無いと思います。なので、ガソリンエンジンの吹け上がりや加速感が好きな筆者は、燃費を捨て馬力トルクを取りました。

また「耳で車を感じる楽しさ」も重要と考えているので、マツダカタログオプションの「オートエグゼ スポーツマフラー4本出し」を装着しました。価格はガソリン車用で148,500円、マフラーガーニッシュの装着必須のため追加30,800円がかかります。また、別途取り付け工賃(ラッキーなことにサービスしてもらえました)がかかります。

※出典:マツダOPカタログより

楽しさを重視するあまり思いのほか費用が掛かりましたが、見た目もワイルドに且つスポーティサウンドを楽しめる。こんな大満足できる国産スポーツSUVはマツダでしか味わえないのではないでしょうか。

意外と少ないマツダカタログオプションの「スポーツマフラー」についても、後日レビューしたいと思います。

 

ちなみに、乗換検討していたVWのTロックは見た目はクーペ風SUVでカッコ良いのですが、非力なエンジン・内装はプラスチッキーと全くスポーティ差のかけらも感じられず候補から外れ、CX-5の圧倒的コスパの高さを実感することとなりました

 

外観は、Tロック凄くカッコ良くて好きなんですが、内装がちょっと残念だったなぁと。内装は圧倒的にCX-5の勝利です

 

まとめ

CX-5を選ぶ際は、自分の車の乗り方を考えて買っても良いのかもしれません。チョイ乗りにはディーゼル、長距離運転が多いなら25Tガソリン。もちろん予算やタダの足車として考えるかによっても選ぶエンジンは変わってくるかと思います。

ですが、長く車を愛して乗るのであれば「運転する楽しさ」を追求しても良いのではないでしょうか。

筆者はザ・ビートルターボを約7年乗ってきて、車を運転する楽しさ、加速する時のエンジン・排気音を楽しんできました。やっぱりスポーティは捨てられない、妥協できない。満足できない車・楽しさを感じられない車ではストレスが溜まり運転したくない!と運転が苦痛となるかもしれません。なので、自分が何を優先したいのか。楽しさなのか、燃費なのか、じっくりと考え納得して買うことが、CX-5を好きになることだとも思います

筆者は燃費を気にせず25Tのターボエンジンでストレスフリーに乗り回すことをおススメしますけどね!

以上が筆者がCX-5/25Tを選んだ理由になります。これからもCX-5/25Tにいて色々書いていきたいと思います。お付き合い頂きありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました