災害の状況
筆者である私は、平成30年北海道胆振東部地震により被災しました。北海道では観測史上初となる、震度7を観測、多くの方が被害に遭われました。私は震度6弱を経験し、停電と断水に見舞われました。
道路は陥没し、もちろん信号機は動いておらず、ドライバーの感覚で信号を渡る危険な状況となっておりました。もちろん公共交通機関は全て運休。移動手段は自家用車のみなので、ガソリンスタンドには長蛇の列でした。
こんな状況で私が一番心配だったのが、断水でした。
飲み物はなんとかかんとか手に入れることが出来たので困らなかったのですが、断水のためシャワーを浴びる事ができない、汗の多い私は体を清潔に保てない事が不安でした。
震災時は気温28度であり、断水のため、水汲みにより汗だくでした。
まさか被災すると思っていなかった私は、汗をケアする道具なんてなに一つ用意してなかったのです。
被災地では食料の次に衛生商品がスーパーやコンビニから姿を消していきます。
こんな状況でも困らないために、衛生商品、特に汗ケアグッズの備えが必要だったことを痛感しました。
汗・臭いのケアグッズ
防災リュックや道具は揃えているけど、実は体を衛生的に保つ汗ケアグッズは備えていない。という方が多いのではないでしょうか?
汗のケアは被災によるストレスを少しでも和らげることができます。
汗の多い私が事前に備えておくべきだったと後悔した、汗ケアグッズをご紹介します。ほんとに当たり前の物ではありますが、意外に準備されていないので、一つの参考として読んでください。
制汗シート
汗を拭く制汗シートは必ず防災道具と一緒に備えておきましょう。断水すると、濡れタオルなどで体を拭く事ができません。そんな時に、臭いの原因となる皮脂を拭き取ることのできる制汗シートがあると、汗や臭いをケアすることができます。
かさばらないため、少し多めに用意をしておきましょう!
※被災したら手に入りにくくなります。
小型制汗スプレー
持ち運びに便利な小型の制汗スプレーが売っています。
夏場など、どうしても臭いがキツくなってしまう時期に必要になると思いますので、事前に買っておいて備えておきましょう。
小型で重さも無いので、防災リュックのスペースはあまり使わずにすみます。
水のいらないシャンプー
頭皮や髪の毛を清潔に保つことで、臭いの発生を抑えることが出来ます。使い方も簡単で、頭皮と髪全体にスプレーし、指の腹で軽くマッサージ後、タオルで拭き取るだけです。停電や断水でお風呂に入れない場合に重宝します。量も150mlで、小型のスプレーなので場所をとりません。
※こちらも被災直後はすぐに売り切れて手に入らなくなります。
最後に
最低限この3つを準備しておくことをおすすめします!
この記事を読んだ皆さんは、当たり前じゃんそんなの!と思ったかもしれません。ですが、いざ被災してみて、被災した、必要だ、買わないと!と思っても手に入らないのが現状です。ですので、身を守る防災の他にもこういった汗や臭いなどの衛生面を考えたものを、防災リュックなどに詰めておくと、いざという時に役立ちます!
体の不衛生も被災のストレスに繋がります。少しでも被災のストレスを和らげるためには、こういったケアもしていくことが大切であると改めて思いますので、みなさんに少しでも参考になればと思います。
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