1回で治療を終わらせたい方へ
剪除法(せんじょほう)のように大きく脇を切らない、ワキガ・多汗症治療があることをご存知でしょうか?
剪除法は目視にて手術をするために5cmほど切り開いて切除していくのに対し、このクワドラカット法は4~5mmと小さく切開するだけですので、ダウンタイムが短く入院をする必要がないのが特徴です。
そんなクワドラカット法とはなんなのか、ご紹介していきます。
クワドラカット法とは
目次
クワドラカット法は吸引除去による治療です。
クワドラカットメスと呼ばれる直径3mmの特殊な器具を使って脇を小さく切開します。
切開した部分に特殊な医療機器を挿入し、皮下脂肪ごと汗、臭いの原因となるアポクリン汗腺・エクリン汗腺を削り取って、吸引し除去していきます。
クワドラカット法で切除することにより、大幅に再発のリスクを減らすことができます。というのも、切除された汗腺は再生することがないからです。その為、半永久的な多汗症・ワキガの抑制効果を得る事ができます。
クワドラカット法の施術について
クワドラカット法は切開を伴う治療であるため、必ず局所麻酔を行います。
麻酔が効いたら4~5mmの小さな範囲で切開します。
切開部分に汗腺を切除するための刃がついた吸引器を挿入し、汗腺を皮下脂肪ごと切り取り、吸引除去していきます。
施術後は患部をしっかりと固定し、傷口を保護します。
7日程度はガーゼ等で固定し、安静にする必要があります。
もちろん麻酔が効いておりますので、この間の治療中の痛みはありません。
ダウンタイムは?
3~7日程度の安静が必要です。
7日以降は日常生活に戻る事ができます。
また、切開範囲が小さいため出血は少なく、入院の必要がないので、時間が拘束されることもありません。
傷も小さいため、完治すれば傷跡は目立ちません。
クワドラカット法の費用は?
費用は40万円程度かかります。
また、自由診療となり保険適用外の治療となりますので、大きな負担が発生します。
しかし、多くの方が一度の治療で症状が改善されておりますので、半永久的な効果を考えると、お安いのではないでしょうか?
ちなみに、ボトックス注射は1回で6~8万円程度の費用がかかります。それと比べれば実は経済的な治療なのかもしれませんね。
クワドラカットのメリット
○ワキガ・多汗症2つの治療に効果あり
臭いの元となる成分を含んでいる「アポクリン汗腺」と、汗の元となる「エクリン汗腺」を一度の治療で両方とも除去することができますので、ワキガ・多汗症治療の両方に効果があります。
○体への負担が少ない
クワドラカット法は4~5mmの極めて小さな切開しか行わず、出血も少ないために体への負担が少なく、入院をする必要がありません。
○脱毛効果あり
アポクリン汗腺、エクリン汗腺の除去の際に、希望すれば毛根も除去できます。脇毛を減らしてワキガ対策も行えます。
○子供でも治療可能
受診されるクリニックにもよりますが、子供でも治療を受けることができます。悩んでいる子供や10代の子がいれば検討してみてはどうでしょうか。
クワドラカットのデメリット
○再発リスクあり
再発のリスクは極めて少ないですが、剪除法の様に目視で汗腺を確認し切除するわけではありませんので、取り残しによる再発のリスクがあります。ですので、クワドラカットは技術のあるベテラン医師に治療を受けるなど、経験豊富な医師でなければ再発のリスクが大きくなります。
○ダウンタイムあり
施術後3日~1週間程度のダウンタイムが必要となります。ミラドライやウルセラドライなど切らない治療と比べて日常生活に制限があります。
○色素沈着のリスクあり
術後の内出血等で色素沈着が起こることが稀にあります。これは、医師の技量によるものが大きいので、経験豊富な医師から治療を受けるようにしましょう。
○脱毛効果による脇毛減少
毛根も場合によっては削ぎ取られてしまいます。脇毛の量が減るのは女性にとってはメリットでも男性にとってはデメリットとなることもあります。治療を受けられる際は医師に相談しましょう。
クワドラカットがおすすめな人
多汗症・ワキガの症状が中~重度の症状の方。
再発のリスクが少なく、切開による傷を最小限に抑えたい方に向いているのがクワドラカットです。
治療による負担も少ないので、体力に自信のない方や未成年の子供でも受けられます。
最後に
剪除法よりも切開範囲が小さく、負担が少ないのが特徴のクワドラカットです。
保険適用外となり費用が高額であることがネックではありますが、半永久的な効果が得られるのであれば、治療を受けてみる価値はあると思います。
剪除法と迷っている方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
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